こんにちは!ブルメール舞多聞店の小西です。
4月末に神戸市垂水区に引っ越してきてから一ヶ月が過ぎました。
ほぼ毎日のように自転車で通勤しているのですが、舞多聞周辺は「ノ」とか「ヘ」とか「V」みたいな急勾配の坂ばかりで、毎日汗だくになりながら通勤しております(^^;
ロードバイクの購入を割りと真面目に検討しているので、詳しい方がいましたらオススメの車種など教えてください(笑)
さて、このブログを読んでいただいてる方々は、少なくとも靴修理や鞄修理などに興味があって読んで頂いているのだとは思いますが、中には靴や鞄は消耗品で傷んだら買い替えるという意見の方や、修理出来ると思わず捨ててしまっている方もいるかもしれません。
興味がある方は元より、興味が無かった方にもリペアショップに興味を持っていただこうと言う訳で、今回から基礎的な修理を少しずつ紹介していきたいと思います。
まずは靴修理の基礎からご紹介します。
靴修理と一概に言っても様々ですが、そのほとんどが靴底の修理となっており、やはり直接地面に触れる部分が傷んでくるのは仕方のない事です。
まず靴を履くことによって一番摩耗が激しいのがカカトの一番下のトップリフトと呼ばれる部分。
お持ちいただく靴の中でもこの部分の修理が一番多いです。
ただし、トップリフトの交換の際には靴の構造とすり減り具合に注意してください。
一番下のトップリフトの層以上にすり減ってしまっている場合、紳士靴なら減り過ぎた部分に革やゴムなどの資材を足して補修してあげる事で元の高さに戻す事が可能ですが、婦人靴、特にピンヒールなどの場合はリフト部分の面積が少ないので補修が難しく、すり減った所までヒールを削らなければ新しいゴムを取り付ける事が出来ないためヒールの高さが低くなり、バランスが取れなくなることさえあります。
補修出来たとしても、その分代金と作業時間がかかるので、トップリフトの層以上にカカトがすり減る前に持って来ていただくのがベストです。
また、意外と知られていませんが、スニーカーやブーツなど靴底のゴムが全体に張ってあるタイプの靴でもカカトの修理は可能です。
カカトの磨り減っている部分を綺麗に斜めに削ってあげて、傾斜版と呼ばれる斜めのゴム資材を張る事で元の高さに戻してあげる事が出来ます。
コーナー修理という方法で、昨年12月3日のブログでも上木さんが紹介しているので、気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
http://telec-repair.sblo.jp/article/106148837.html
ブーツ等に関しては靴底の総替え(オールソール)も可能な靴が多いですし、見た目が気になる方にはオールソールをオススメします。
料金は使うゴムの大きさや種類、補修代金などによって変わってきますが、
婦人靴かかと修理・・・・・・・・756円~1620円
紳士靴かかと修理・・・・・・・・・1620円~2700円
補修代金・・・・・・・・・・・・・・・・・540円~
オールソール(スポンジ)・・・・・6480円~
(ゴム)・・・・・・・・8640円~
(レザー)・・・・・・11880円~
所要時間は混み具合などによって変わるので、その点はあらかじめご了承ください。
また、オールソールは最低でも1週間程お預かりの修理になりますので、お時間に余裕のある時にお持ちください。
今回は靴修理でも特に依頼の多いカカト修理のご紹介でしたが、いかがだったでしょうか?
まずはカカト修理からお持ちいただいて、他の修理に関しては靴の状態を見て店頭でアドバイスしますので、気になる点等あれば気軽にお尋ねください。
それでは皆様のご来店心よりお待ちしております<(_ _)>
小西でしたー!
<店舗情報>
テレックプラスワン ブルメール舞多聞店
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